人々のインターコネクション(相互接続):企業のインターコネクションを促進

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「インターコネクションの歴史」ブログシリーズではテクノロジーの変革に注目し、現在の「インターコネクション時代」に至るまでの各時代について説明しました。インターコネクション時代では、企業は相互接続され、新しい価値や機会を創りだすように連携し再構築される必要があります。

「相互接続された企業」では、従業員、パートナー、顧客のすべてを含むユーザーが、必要とする情報に、好みのデバイス、チャネル、サービスを使用して接続できます。企業はそのためにセキュアかつ効率的に「人々」「拠点」「クラウド」「データ」を相互接続させるという複雑な作業が必要です。これら4つのインターコネクション・ポイントにはそれぞれの課題があります。

 「相互接続された企業では、従業員、パートナー、顧客は、必要とする、適切な情報に、好みのデバイス、チャネル、サービスを使用して直接、セキュアに接続することができます。」

この新しい「相互接続された企業」ブログシリーズでは、それらの課題を検証し、そのソリューションを探ります。最初の記事では、人々を相互接続する必要性と課題、その可能性に着目します。

デジタルユーザーのエンパワーメント

企業のユーザーは、過去10年間でデジタル化が進み、その変化の速度は加速する一方です。Citrix Systemsは、「2020年までに89%の組織でモバイルなワークスタイルが導入される」と予測しています。これらの変化は企業に高い柔軟性や生産性、ユーザ満足度の向上などのメリットと同時にさまざまな弊害をもたらします。

デジタルユーザーは複数のデバイスを使いこなしています。Gartnerは「2020年までに1ユーザーあたり7台のネットワーク接続されたデバイスを持つようになる」と予想しています。また、人々はLinkedIn、Facebook、Twitterなどのソーシャルメディアを利用して同僚、パートナー、顧客とやり取りしています。このような人々をつなげるシステムにより、昔ながらのデータベースやファイルなどのより固定的な記録システムの影は薄くなっています。

このような従業員、パートナー、顧客間の相互依存性を支えるには、これまでとは異なるレベルでのインターコネクションが必要です。さらにテキスト、音声、ビデオなどのより動的で遅延の影響を受けやすいツールをサポートできる環境も必要です。

「インターコネクションは、パートナー、顧客、従業員を地理的な枠を超え、直接、物理的かつ仮想的に結び付け、企業のビジネスを成長させ、新たなビジネスチャンスを生み出します」

すべてをシームレスにつなぐインターコネクションを構築し、すべてのユーザーに高い品質と顧客体験(QoE)を提供しなければなりません。いつ、どこからでも、デバイスや接続方法に関わらず、セキュアで信頼性の高い接続を提供する必要があるのです。


単に帯域を増やすのではなく、新しいアプローチが必要

そのためにはITのネットワーク・アーキテクチャを根本的に変える必要があります。IT資産を一か所に集めて保管するモデルから、ユーザーがどこにいてもその要求を満たすことのできる分散され相互接続されたモデルへの変換です。残念ながら従来の企業インフラはこのユーザーを中心としたモデルに適していません。ビデオ会議システムなどの遅延に影響を受けやすいアプリケーションや分散されたユーザーからの要求を満たすことができないのです。

これまでは解決策として長距離接続や帯域の追加が提案されてきました。しかしそれでは法外なコストがかかるだけで、課題の根本的な解決にはつながりません。2拠点間で速度を増し遅延を低減する最適な方法は、その2拠点間の物理的な距離を短縮することです。帯域を増やしただけでは、遅延は改善されないのです。

この新しいインターコネクションをベースにしたアプローチこそが、物理と仮想の世界を単一のプラットフォームに統合させ、その可能性を広げます。アプリケーション、サービス、ビジネスのエコシステムが直接ユーザーに提供されることで、ユーザーのコラボレーションや革新が促進されます。インターネットを迂回し、ユーザーが高速かつセキュアに必要な情報に直接接続できるプラットフォームを作り出し、世界に分散するユーザーをつなげ、ユーザーのデバイスや接続環境にかかわらず高いパフォーマンスが提供できるのです。この新しいアプローチは「相互接続された企業」の重要な要素となります。

「相互接続された企業」シリーズでは、相互接続された企業となるために必要な要素をとりあげます。次回は「拠点のインターコネクション」について説明します。

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