クラウドのインターコネクション(相互接続):企業の相互接続を促進

interconnected clouds

過去20年の革新的なテクノロジーに思いを巡らすと、クラウドコンピューティングこそが社会に最も大きな変革を起こしたのではないかと思います。Cisco社のクラウドインデックスによれば、2018年までに世界のクラウドトラフィックは年間6.5ゼタバイト(ZB)へと現在の約4倍近くに増加し、全データセンタートラフィック(8.6ZB)の4分の3以上を占めるようになると予測されています。

相互接続された企業」シリーズ第3弾のこの記事では、「インターコネクション(相互接続)」がどのように企業のクラウド戦略やビジョンの成功を左右するかに着目します。

企業がこぞってクラウドを採用するのは以下のような理由によるものです。

  • 情報システム部の部長からみれば、すでにクラウド上に出回っている技術やサービスを、改めて自社で開発する意義を感じない
  • 管理が面倒なITサービス、アプリケーション、データを、より機敏で従量制のモデルに移行させることができる
  • すでに提供されている広範な各種のクラウドサービスを利用すれば、顧客に新しいサービスやより高い付加価値を提供できるようになる

クラウドはユビキタスなサービス提供を可能にします。しかし、すでに一部のグローバル企業が気づいている通り、それには1対1のクラウド接続では不充分です。必要とされているのは、パブリック・クラウドとプライベート・クラウドの両方を備えたマルチ・クラウド、マルチ・リージョンの接続なのです。また、ユーザー(従業員、パートナー、顧客を含む)が、増え続けるクラウドサービスをフルに活用するには、さまざまなデバイスからアクセスできることも必要となっています。

多くの企業がクラウドサービスの利点を理解しつつも、実際の移行に際してさまざまな課題を抱えているのも事実です。。しかしそれらは「企業のインターコネクションを促進」することで回避できるのです。

  • クラウドサービスのインターコネクションと拡張 – 複数クラウドのインターコネクションには、接続されているサービスと同等の敏捷性と動的応答が要求されます。「相互接続された企業」は、仮想接続のプロビジョニングを素早く行い、ネットワークやマルチ・クラウドへオンデマンドに接続し、より高いコスト効果を目指したサービスの開始/停止を行います。分散されたインターコネクションに基づくプラットフォームであれば、各拠点や地域を接続する複数のクラウドにおいても、シームレスで低遅延の接続を提供し、クラウドサービスがどこにあったとしても「ローカル」なパフォーマンスを確保できます
  • マルチ・クラウドのワークロード管理 –「相互接続された企業」においては、データがユーザの近くで分散されるため、クラウドから企業データセンターへのトラフィックのバックホールは必要ありません。インターコネクションに基づいたプラットフォームはAPIベースで、仮想接続に対応しているので、動的に帯域を割り当てることで、クラウド・トラフィックを時と場所を問わずより適切に管理できます。また、複数のネットワークやクラウドとのインターコネクションでも、サービス停止やパフォーマンスの劣化防止に必要な運用管理ツールを統合することができます。
  • サイバーセキュリティへの危機回避 –インターネットに関連したセキュリティ侵害が、企業の事業や評判を大きく損ねることはすでによく知られています。「相互接続された企業」は、インターネットを迂回して複数のクラウドに直接かつセキュアに接続し、セキュリティの心配なしにハイブリッドやマルチ・クラウドのサービスのメリットをフルに活用することができます。また、APIベースのプラットフォームなので、クラウド上にある重要な顧客企業の資産を保護するため、いくつかのセキュリティサービスをカスタマイズして設計できます。
  • 高密度のクラウド・インターコネクション・エコシステムの活用 – 「相互接続された企業」は、より動的、セキュアで管理しやすいインターコネクションの実現を目指すため、ネットワーク・プロバイダーやクラウド・プロバイダーは自然に連携し革新を推進するようになり、結果として顧客にとってより付加価値の高いクラウドサービスを提供できるようになります。企業はある課題や事業プロセスを解決するために、これらの豊かなエコシステムの中から最適なネットワークやクラウド・プロバイダーを見つけることができます。

クラウドコンピューティングと相互接続された企業は切り離すことはできません。ビジネスを成功させるためには、その両方が必要なのです。

「相互接続された企業」シリーズの次のブログでは、2つの革新的なテクノロジー「ビッグデータ」と「IoT(Internet of Things)」にとってデータの相互接続がいかに重要か、またそれにどう対応すべきかを説明します。

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