仮想化テクノロジによるネットワーク刷新

Network Edgeサービスによるデジタルビジネスへの対応

デジタルトランスフォーメーションを推進する企業は、ユーザー、アプリケーション、データ、そして増加を続けるIoTデバイスに近い 「エッジ」 ロケーションへITをシフトしています。この 「エッジ」 へのシフトは、デジタルビジネスの特徴であるリアルタイムの処理やトラフィック交換のために不可欠なものですが、従来型ITインフラストラクチャによる制約はエッジへのITシフトを進めるうえでの一つの障害となっています。

グローバル企業は、新しいサービスやアプリケーションを導入し、カスタマーエクスペリエンスを向上させるため、ネットワーク容量を拡張すると同時に設備投資の支出額は削減するという二つの大きなプレッシャーを受けています。多くの企業において、既存のITやネットワークインフラストラクチャに起因する制約は、今日のニーズに対する対応や将来に備えての準備を進めるうえでの一つの障害となっています。結果、それらの企業では先進のアプリケーション、クラウド、SaaSサービスをサポートするに十分なネットワークサービス容量を確保することができません。このような状況を打破するために、企業には、セキュリティ脅威を最小限に抑えながら、複数のパブリッククラウドに対して迅速にプライベートな相互接続を展開し、ITリソースとアプリケーションを速やかに規模展開できる能力が求められています。 

仮想化ネットワークインフラストラクチャは、かつては機能特化型のネットワークハードウエアを展開することで実現されていたネットワーク機能を、共有ハードウェア上で稼働するソフトウェアとして実行することを可能とし、結果、「エッジ」へのITシフトを加速します。 これらは、従来型のネットワークアーキテクチャよりも低いコスト (CAPEXOPEXの観点) 高い柔軟性を実現する、「ネットワーク機能仮想化 (NFV)」 と 「ソフトウェア定義ネットワーク (SDN)」 のテクノロジにより実装されます。NFVSDNは、5GIoTエッジコンピューティング、そしてクラウドネイティブのアプリケーション開発といった最新のデジタルプラットフォームの基礎を構築し、企業の 「将来に対する備え」 を下支えします。 
広大な通信ネットワークインフラストラクチャ市場の中の、「ネットワーク機能の仮想化インフラストラクチャー市場」セグメントについて注目すると、IDC2017年から2022年の間にこのセグメントが年間平均成長率58.1%で成長し、その結果56億ドル規模に達すると予測しています。
[i] エクイニクスは、NFVインフラを導入する企業のビジネスも同様の成長率で成長することが可能と考えています。

本日、エクイニクスは、グローバル企業がPlatform Equinix®上で仮想化テクノロジを用いて自社ネットワークインフラを迅速に刷新することを可能とする「ゲームチェンジャー」、新しいNetwork Edgeサービスを市場に投入しました。Network Edgeを使用すると、企業はコロケーションスペース、電力、ハードウェアや関連IT機器を追加手配することなく、CiscoJuniperPalo Alto Networks等の業界をリードするベンダーより提供される仮想化ネットワークサービスを選択し、それを数分のうちに必要な「エッジ」ロケーションに設定展開し、そこでネットワーク接続することが可能となります。企業は、ルーター、ファイアウォール、プライベートネットワーク終端装置やWANロードバランサー等の仮想ネットワークサービスを、複雑さや費用を抑えつつ、即座に「エッジ」ロケーションに導入し、相互接続することが可能です。

よりシンプルで高速、管理されたネットワークによるデジタルビジネスへの対応

Network Edgeサービスは、エクイニクスのSDNベースのグローバル・オンデマンド相互接続サービス、Equinix Cloud Exchange Fabric™ (ECX Fabric™) に統合されており、シンプルな操作により利用可能です。Network EdgeECX Fabricの組み合わせにより、仮想ネットワークデバイスの展開は自動化され、よりシンプルに世界中の何千ものネットワーク、クラウドプロバイダー、ビジネスパートナーとの間の相互接続を可能とする、高パフォーマンスでセキュアなネットワーク仮想化インフラストラクチャが実現します。また、仮想ネットワークデバイスには帯域超過対応用の専用インターネット接続も組み込まれています。ネットワーク仮想化インフラストラクチャに追加帯域が必要となった場合には、Equinix Connectサービスにより主要ISPからオンデマンドで追加帯域が取得可能なように、トータルソリューションとして統合されています。また、地域のインターネットエクスチェンジを適切に活用することで遅延時間も抑えることが可能です。

Network Edgeのユーザーは、ECX Fabricカスタマーポータル上で、AWSMicrosoft AzureGoogle Cloud PlatformOracle® Cloud infrastructureなどの主要クラウドプロバイダーに対し、プライベート相互接続を動的に設定することが可能です。Network Edgeのユーザーは、ECX FabricAPIを利用する際と同様に 「ポイント、クリック、インスタントプロビジョニング」のプロセスで、新規の相互接続を数分間のうちに設定することができます。

Network Edgeは、企業がPlatform Equinix上で展開する既存の物理ネットワーク機器と互換性があり、遠隔地にあるデータセンターやサービスに対し、ダイレクトでセキュアな仮想接続を瞬時にシームレスに展開することを可能にします。これにより、企業はデータセンター機器やインフラへの追加投資を削減する一方で、地理的なカバレジを拡大し、ユーザーに近接する場所、「エッジ」ロケーション」にITを展開することができます。

Network Edgeは、幅広いベンダーより提供される優れたNFVソリューションのポートフォリオを提供し、ユーザーの持つ特定ベンダーへのロックイン懸念を排除します。現在、Platform Equinix上の仮想ネットワークエッジデバイスとして、Cisco® Cloud Services Router 1000v Juniper® vSRX Virtual FirewallPalo Alto Networks® VM-Series Firewallが提供されており、近くCisco SD-WANが追加される予定です。
新しいデジタルユースケースのためのネットワーク最適化

今日、企業が直面している差し迫った問題の1つとして、10年前には存在しなかったビジネス上不可欠なデジタルユースケースに対応するためのネットワーク最適化が上げられます。IoTAI、機械学習、ユニファイドコミュニケーションなどの新しいデジタルプラットフォームにおいては、高速で低遅延の相互接続により可能となる、リアルタイム性の高いデータトランザクション交換が必要となります。

Network Edgeは、ユーザー、アプリケーション、データ、クラウドに近接する場所 「エッジ」でそれらとの仮想接続を提供し、従来の「ハードウエア機器に基づくネットワーク構築」では実現できなかった、漸進的なパフォーマンス、柔軟性、拡張性をもたらします。これらは、以下のような高い優先度のユースケースにおいて特に重要となります。

 ■ クラウド-to-クラウドの高速ルーティング:複数クラウドに分散したアプリケーションなど 

例えば、あるオンライン旅行代理店は、パブリックユーザーがアクセスするウエブサービスと顧客データベースをそれぞれ異なるクラウドサービス上に配置しています。アプリケーションのパフォーマンスを最適化するためには、ウエブサービスと顧客データベースの間を高速にルーティングする必要があります。この旅行代理店は、Network Edgeの仮想ルーターを導入することにより、ECX Fabricを用いて2つのクラウドへ接続し、仮想ルーターによりそれら2つのクラウド間の接続を数分間のうちに確立することができます。

 ■ クラウド-to-クラウドの効率的なデータ移行:複数クラウド間で大量のデータ移動が発生するバックアップ、データ移行、アナリティクスなど
例えば、ある金融サービス企業は、顧客トランザクションデータのバックアップをクラウド間で定期的にリアルタイムでおこなっています。この企業は、Network Edgeの仮想ルーターを導入することで、ECX
Fabricを介して2つのクラウド間でプライベートな仮想接続を構築し、より高速でセキュアなデータバックアップとリカバリが可能となります。

 ■ コスト効率の高いクラウド接続:新しい市場ロケーションへの展開

例えば、ある製造会社はストックホルムにエクイニクスのコロケーション設備を契約していますが、新たにIT機器を購入することなく、アムステルダムにある2つのクラウドサービスへの接続を構築したいと考えています。この製造会社は、Network Edgeを利用することで、数分間のうちにアムステルダムに仮想ルータを展開し、ECX Fabricを介してそこの2つのクラウドサービスに接続し、またストックホルムのコロケーション設備からアムステルダムへのプライベート接続をプロビジョンすることが可能になります。

 ■ ハイブリッドクラウドのファイアウォールを素早く導入:パブリックインターネットに接続するエンドポイントから企業ネットワーク上のリソースを保護

例えば、ある電子商取引企業は、パブリックユーザーがアクセスするアプリケーションサービスをクラウド上に配置し、このアプリケーションに対してパブリックインターネットからのユーザートラフィックが発生します。この企業は、Network Edgeを利用することで、新たなハードウエア機器の購入や設備投資を行うことなく、自社システムとECX Fabric経由で接続しているパブリッククラウド間に仮想ファイヤウォールを迅速に構築できます。

    

 ■ 拠点-to-クラウドのシームレスなSD-WAN接続:一つの都市内、また複数都市のPlatform Equinix上のデジタルエコシステムへの仮想相互接続

例えば、あるヘルスケア企業は、SD-WANを用いて拠点オフィス間のトラフィックを最適化すると同時に、分散する拠点オフィス全体にクラウドサービスを統合的に提供したいと考えています。この企業は、Network Edgeを利用することで、各拠点オフィスに近接するEquinixコロケーション施設に相互接続のハブを迅速に展開し、拠点、クラウドプロバイダー、SaaSプロバイダの間の接続をECX Fabricを用いて最適化できます。

4つの簡単なステップによりネットワークを仮想化

ECX Fabricカスタマーポータル上で、以下4つのオンライン操作ステップに従って、Network Edge webinarで紹介するネットワークの仮想化が可能です。

エクイニクスは、カルフォルニアのサンディエゴで開催されるCisco Live/WWT (6/9 -6/13) においてNetwork Edgeサービスを発表しました。CiscoJuniperPalo Alto Networksから提供されるNetwork Edgeサービスは、シリコンバレー、アシュバーン、アムステルダム、ロンドンなど需要の高い都市のPlatform Equinixですぐにご利用いただけます。また、その他グローバル都市への順次展開は2019年中に予定しています。その提供ロケーションとサービス内容をオンライン上で紹介しています。Network Edgeデータシート をご参照ください。

 

Network Edgeのフリートライアルをお試し下さい

又、興味があれば、以下の仮想ネットワークサービスのブログをご覧ください。

 

Why Network Functions Virtualization Should be Part of Your Infrastructure Strategy

The Evolution of Networks from Hardware to Software Using Virtualization

 

[i] IDC, “Worldwide Telecom Network Functions Virtualization Infrastructure Forecast, 2018–2022, 2018

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