Gartner Catalyst Conference 2019での注目ポイント:企業はデジタル優位性を推進

デジタル化によりビジネス成長を加速

企業はデジタル化により、今まで不可能と思われていた事が可能になり、多くのメリットがもたらされます。「デジタル化」とは、データ処理の量、種類が増えると同時に速度が劇的に向上し、受動的でなく積極的にあらゆる方法で変革できることを意味しています。また、CAPEX(設備投資)ではなく、費用対効果の高いOPEX(運用コスト)を活用し、ビジネスを世界中の至る所で展開し、グローバルデジタル経済の繁栄に貢献することも意味しています。

デジタルの世界では、遅延は全く許されません。データ交換またはアプリケーションのトラフィックに関しては、「Slow is the new down(遅延こそが、「従来のシステム停止」に匹敵する新たな脅威)」だと言えます。デジタル化には、自社のITインフラ、ユーザー、ネットワーク、クラウド、ビジネスパートナーのエコシステム間の距離を無くし、レイテンシーを大幅に短縮する必要があります。加えて、重要なビジネスパートナーと自社のシステムを迅速に(縦横に)統合することが必要ですが、それぞれが近接するように適切な場所を考慮する必要があります。最後に、変化に対して機敏になり、迅速に動くために、デジタルテクノロジーを導入し、業務プロセスを自動化することが企業にとって不可欠です。

エッジで距離を縮めることで、上記の内容の全てを達成でき、デジタルの優位性を推し進めて自社のビジネスを成長させることが可能になります。これこそが「creating your digital advantage(デジタルのメリットを生み出す)」を今週のGartner Catalyst Conference 2019で我々が着目する理由です。当該カンファレンスは、ますます発展するデジタル世界の新たな機会や課題にどのように対応するかを学ぶために、様々な企業の主導者が参加する場となっています。

遅延(レイテンシー)が、デジタルのビジネスパフォーマンスにとって最大の阻害要素となる理由

ネットワークのスループットとは、リアルタイムでデータやアプリケーションに接続する処理能力のことを指しています。レイテンシー(遅延)がネットワークのスループットに及ぼす影響を軽視することはできません。データやアプリケーションのパケットが長距離を移動する際に、ルーターホップのナビゲーションが複数に及び、一般的なネットワークの混雑が発生し、レイテンシーが増加するとスループットが低下します。例えば、10msから20msにレイテンシーが増加すると、最大のスループットが半分に落ちます。30msでは、スループットが67%、50msでは80%に減少します[i]。 つまり、レイテンシーが20ms以下で企業のワークロードを送信できると革新的な優位性がもたらされます。これゆえ、距離を無くす事が企業のITインフラのデジタル化に向けた論理的にも最初の一歩であると言うことができます。

エッジへの移行により距離を短縮

自社のITインフラを従来の一極集中型のデータセンターから、ユーザー/ネットワーク/クラウド/業界のエコシステムに近接する分散された都市のエッジトラフィック交換ポイントへ移行することで、距離(間隔)を短縮することができます。自社のITインフラを人/拠点/クラウド/データやモノを、インターコネクションハブを使ってローカルで相互接続することにより、ネットワークを最適化し、ハイブリッドのマルチクラウドの移行を促進することができます。そしてエッジでデジタルの優位性を生み出すことで、買収企業の統合や重要なビジネスパートナー企業を自社のインフラに組み込み、さらに収益を拡大し、付加価値を生み出すことができるようになります。

企業とビジネスパートナーを迅速に統合

M&Aは業界で日常的に行われており約1万のグローバルカスタマーが存在するエクイニクスの拠点においても極めて一般的なユースケースです。「State of the Deal Report: M&A Trends 2019」において、Deloitteは米国を拠点とした企業と未公開株式投資会社を対象に、2018年のM&A案件や今後12ヵ月の予測に関する調査結果を報告しています。報告によると、3分の2を超える回答者が(79%)が、今後12ヵ月で締結する案件の予測数が昨年の結果の70%から増加しています(下図参照)[ii]。 このM&Aの増加理由はなにでしょうか?既存の地理的市場で顧客基盤を拡大したり、製品やサービスを拡大および多様化したりする企業が増えています。

出典元:Deloitte

M&A案件が終了した後、新たな社員の受け入れるとともに、地理的に分散するITインフラにわたる様々な業務プロセス/システム/ネットワーク/クラウドの統合において大変な作業が始まります。70%を超える顧客がグローバルプラットフォーム上で複数地域と都市でビジネスを行うエクイニクスにおいては、特殊なM&Aの要件を持つ企業を支援し、ITインフラと業務プロセス統合を促進するといった、非常に独特な立場にあります。

Gartner Catalystのセッションで行うデモシナリオを紹介します。例として米国を拠点とするD&M Foodを買収したイギリスの食品会社Slough Foodsを挙げています。“D&M Food”は、POSのアプリケーション/分析/サプライチェーン/在庫管理/顧客ロイヤリティアプリケーション対応においては、ロンドンのエクイニクスIBXデータセンターでハイブリッドクラウド展開し、(GoogleとAWSにかなり依存しています)、主な業務処理は米国西部にあるSlough FoodのITインフラで行っています。D&M Foodは、最近米国中西部にあるMicrosoft Azureへ自社のPOSシステム全体を「リフト&シフト」で移行し、買収前のレガシーのシステムを停止しました。 Slough Foodsは、直ちにD&M FoodsのPOSシステムと現行のAWSプラットフォームを統合し、米国拠点の店舗をSlough Foodsのイギリスにある自社システムに繋ぐことを望んでいます。実装スピードがここでは重要となります。

エクイニクスは、Slough FoodsがどのようにPlatform EquinixやロンドンとシリコンバレーにあるIBXのデータセンターを活用し、ソフトウエア定義のインターコネクション(相互接続)であるEquinix Cloud Exchange Fabric™(ECX Fabric™)を介してトラフィック交換ポイントを設定しているのかを紹介します。これらのトラフィックの交換ポイントは、POSやアナリテックスのシステムサポートにおいてMicrosoft AzureAWS Googleへセキュアなダイレクト接続を可能にすると共に、Slough Foodsの自社データセンターから新しい店舗への相互接続にも利用されます。このデモでは、全店舗の所在地から直接AzureベースのPOSシステムへ迅速かつ優れた費用対効果でVPN(仮想プライベートネットワーク)トンネルを構築するためのネットワーク仮想化の活用方法も紹介します。

最近エクイニクスが発表したNetwork Edgeサービスによって、Cisco、Juniper Networks、Palo Alto Networksなどのローカルのネットワーク機能の仮想化(NFV)製品に対する仮想接続のプロビジョニングが可能になります。今回のデモでは、Slough FoodsのAWSやMicrosoft Azureクラウドプラットフォームの自社ITインフラへの統合方法を紹介し、新たに買収したD&M Foodsの店舗とクラウドにあるPOS間の距離を短縮してレイテンシーを抑えるための、既にエッジで展開しているソフトウエア・デファインド・ネットワーク(SDN)やNFVのインターコネクション(相互接続)を紹介します。このように最適化されたグローバルITインフラは、クラウドデータの取り込みで発生する費用を企業が削減できるようにします。

Gartner Catalyst Conference 2019におけるSlough Foods M&Aデモ

出典元:エクイニクス

エクイニクスのデモセッションに参加することで、以下の方法を学ぶことができます。

  • マルチクラウドとネットワークプロバイダーを利用し、高速かつ低レイテンシーでデータを迅速に共有するためのハイブリッドIT連携を導入
  • デジタル対応のエンタープライズ・リファレンス・アーキテクチャを定義し、世界中のPlatform Equinixの様々なエッジで一貫したアーキテクチャーを複製
  • 自社の全拠点とビジネスパートナーをECX FabricとNetwork Edgeを使用して数分で相互接続
  • 新たにハードウェアを購入・展開する必要がなく、短期間で新規市場へ参入するための敏捷性を獲得

このデモに加えて、エクイニクスのセッションに参加することにより、世界の業界リーダー達がITインフラをデジタルエッジに展開することで距離を無くし、エッジコンピューティングや相互接続のエコシステム等を利用してどのようにデジタル対応を加速することができたか理解することができます。さらに、どのように業界リーダー達が、数ヵ月ではなく数分間でSDNやNFVインターコネクション(相互接続)のソリューションを展開し、70%のクラウド費用と30%のレイテンシーを削減することに成功したか学ぶことができます。

Gartner Catalyst Conferenceにおけるエクイニクスのセッションやデモの日時の情報はこちらになります。

  • 2019年8月12日(月)PM1:00~PM1:20 会場:TechLive Theater 1 エクイニクス:  Dynamic Edge Interconnection Services on Platform Equinix® (Platform Equinix®におけるダイナミック・エッジ・インターコネクション・サービス)
  • 2019年8月12日(月)PM3:30~PM4:15 会場:Hyatt Seaport Ballroom E エクイニクスSPS#1: An Insider’s View on What It Takes to Be Digital Ready (デジタル化に必要なことに関する関係者の見解)
  • 2019年8月13日(火)AM 10:45~11:30 PT  会場:Hyatt Seaport Ballroom D エクイニクスSPS#2: A Practitioner’s View of What Digital Ready Looks Like Demo (デジタル化についてを実装者の観点でデモを実施)
  • 2019年8月13日(火)PM5:30~5:50 会場:TechLive Theater 2, TechZone floor

エクイニクス:詳細デモ&質疑応答 Dynamic Edge Interconnection Services on Platform Equinix   (Platform Equinixにおけるダイナミック・エッジ・インターコネクション・サービス)

是非Booth#300にお越しください。カンファレンスにお越しいただけない場合は、ECX Fabric とNetwork Edgeのオンラインの資料をご覧下さい。

[i] Equinix

[ii] Deloitte, “The State of the Deal Report: M&A Trends 2019,” 2019.

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