Platform Equinix™上のハイブリッド/マルチクラウドにおけるCisco SD-WANのベストプラクティス

コンピューテイングやネットワークの技術が世界中でより多くの人々に幅広くサービスやアプリケーションをもたらしている中、分散型ITリソースの接続性、セキュリティ、パフォーマンスの管理がより複雑になっています。エンタープライズ(企業)は、ブロードバンド、MPLSやLTE接続を支店オフィスと連携する必要があります。しかし、従来のWANの展開は、マルチ接続のタイプやクラウドのダイレクト接続、ポリシーの実行、または、全ての接続タイプの堅牢なセキュリティなど集中管理をサポートしていません。新しい拠点のオンボーディングは、多くの場合、時間がかかり費用も高額でマニュアル作業になります。分散型ネットワークの複雑さに対処するために、アーキテクチャはソフトウエア定義のWAN(SD-WAN)を活用したネットワークの自動化に移行しつつあります。

シスコやエクイニクス等のマーケットリーダーは、セキュアで柔軟性や拡張性を備えるSD-WANの実績のあるソリューションの提供をサポートするだけでなく、SD-WAN導入を最適化するための展開オプションの推奨も行っています。ユーザーエクスペリエンスを改善し、より優れたパフォーマンスを提供し、費用削減や異なるタイプのユーザーに対してポリシー主導の接続オプションを提供しています。

ネットワークの仮想化により、複雑性を軽減

仮想化は、WANサービスの導入方法を変革し、ネットワーク機能の迅速な展開が可能になっており、低コストでパフォーマンスの向上、ポリシー管理の一元化やネットワークの自動化を実現します。

IDCによると、SD-WANテクノロジーの世界における導入は、2017年ではグローバル企業で10%未満だったのが、2018年には40%にまで拡大しました。また、メリットを認識した調査対象企業の95%が、今後2年以内にSD-WANの展開を予定しています。

ロケーションと接続先タイプは、SD-WAN導入を成功させる上で重要な検討事項

SD-WANの展開のロケーション - クラウド、支店、コロケーション?

では、検討すべき課題は何でしょうか?最初に考慮すべきことは、ユーザーの所在地、クラウドのタイプ(SaaS、PaaS、IaaSの両方またはいずれか)にユーザーが接続する必要があるのか、あるいは必要とされるパフォーマンスやセキュリティのレベル等です。SD-WAN機器を設置する場所は、遅延やパフォーマンスに大きな影響を与えます。従って、エンドユーザーに近い場所、そして、クラウドエッジに近い場所での展開が必要です。クラウド内のアプリケーションの種類によって必要なネットワーク接続のタイプが決まり、プライベート接続において優れたパフォーマンスを提供します。

種別タイプ (物理VS仮想)

物理的ハードウエアのスタックまたは仮想サービスかの選択で、結果は決定的に変わってきます。 皆さんの企業のSD-WANアーキテクチャも(物理的ハードウエアと仮想サービスの)両方を組み合わせて完全に最適化する必要があるかもしれません。 ではまず、物理的ハードウエアのオプションを深堀してみましょう。 この(物理的ハードウエア)オプションは、高帯域(10Gbps+)が必要で複雑なサービス設定が必要となる大規模拠点に最も適しています。その他にも、物理的ハードウエアのソリューションを選択する要因があります。既存のハードウエアのROIを最大化する、ITが特定のネットワークハードウエア機器やベンダーに対応している、既に社内にハードウエア機器の技術経験が十分に定着していることなどが挙げられます。ワークフローのパフォーマンスが意思決定に影響することもあるため、クラウド窓口であるデータセンターにおけるエッジでハードウエアの拡張を検討する必要があるかもしれません。

2番目の展開オプションは、仮想化ネットワーク(VNF)としてSD-WAN機器を運用することです。VNF展開のメリットには、新たな市場における迅速なプレゼンスの確立や、地理的な勢力の拡大等が挙げられます。仮想化サービスで既存の物理的ITリソースを補完することで、ネットワークのパフォーマンスやセキュリティを改善し、IoTや機械学習、5Gネットワークなどの「エッジでの」ユースケースに対応するためにクラウドプロバイダとエンドユーザーの両方の近接地で展開することが可能です。これによって、ネットワークインフラの初期投資の予算と物理的ネットワークハードウエアの削減が可能になります。

Platform Equinix上で展開するCisco SD-WANの威力

IDCの最新の市場占有率の報告書によると、シスコは世界のSD-WANインフラの市場で46%を占めています。シスコと協力し、エクイニクスは、支店、マルチクラウド、ハイブリッドにおけるITのユースケースに対し、顧客に物理的および仮想展開モデルの選択肢が可能なSDN、NFV、エッジ商品の機能を堅固に統合したポートフォリオを提供しています。Platform EquinixTM上で、各企業は、レイテンシーの解消とパフォーマンスの最大化を目的に、エンドユーザーの近くにサービスを展開するためのネットワークやエコシステムプロバイダを最大数接続するために、世界中の戦略的ロケーションに前述のソリューションを展開しています。

また、シスコとエクイニクスの相乗効果は、シスコの「コロケーションのためのSD-WAN Cloud OnRamp」SD-WANの設計やサービスなど、事前に試験済み、および検証済みのアーキテクチャがメリットをもたらしています。その広範囲に及ぶ展開オプションは、Cisco vManageのリアルタイム分析機能を活用した完全統合のファイヤーウオールとセキュアなWebゲートウエイのセキュリティ機能、並びに最適化されたクラウドやオンプレミスのアプリケーションのパフォーマンスにより、エンタープライズとマネージドサービスのプロバイダーのニーズを満たしています。この統合ソリューションは、市場の拡大とグローバル規模での処理の需要の増大に対応するために、戦略的なロケーションで拡張性を提供します。また、複数ドメインのポリシーを適用し、プライベートなインターコネクション(相互接続)やエンタープライズレベルのシンプルでデマンドに合わせたネットワークを介し、全ての主要クラウドサービスプロバイダへのビルトインのアクセスを提供しています。

結論

SD-WANによって、帯域を改善し、費用を削減するための複数の転送オプションのメリットを最大限に活用しつつ、WAN管理や展開をシンプル化するためにIT部門をサポートします。シスコの実証済みSD-WANのセキュリティはビルトインであり、後から必要に応じて追加するものではなく、不正行為からの保護が保証されています。顧客は自社のSD-WAN導入への過程で、実証済ソリューションに対して企業を支援してくれるマーケットリーダーに期待を寄せています。エクイニクスの200拠点以上のデータセンターのグローバルフットプリントが実世界の課題(レイテンシーやクラウド接続性等)を解決するのと同時に、シスコのエンドツーエンドのポートフォリオがSD-WANを実現します。企業のROIをSD-WANで最大化するためには、「何を」展開するかと同じくらい「どのように」展開するかが重要になのです。

1 IDC White Paper, sponsored by Cisco, Business Value of Cisco SD-WAN Solutions: Studying the Results of Deployed Organizations – Document #US44952119, April 2019

2 IDC, Worldwide SD-WAN Infrastructure Market Shares, 2018: Incumbent and Start-Up Networking Vendors Continue to Compete in Fast-Growing Market – Document #US45160019, June 2019

 

 

 

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